F6412E RAIDストレージ製品の販売を 2011年4月30日をもって終了いたしました。
F6412E RAID装置用拡張筐体は今後とも製造が継続されますので
既存製品に対する容量拡張のご用命には拡張筐体、および、ドライブ製品とも ご対応が可能です。 お問い合わせはこちらから
最高速1,568 MB/ 秒を実現する RAID 構成
F6412E デュアルコントローラシステムに拡張筐体1台をスタックし、24 台のSAS ドライブを搭載し、4 つのRAID-5 を構成します。それぞれのRAID-5Array にLU を作成し、コントローラの4つのFC ホストポートから、4台のサーバのホストバスアダプターに接続します( 図1 )。
この構成でシーケンシャル Read/Write アクセスを実行した場合、グラフ(図2)のようなデータ転送性能が発揮されます。各サーバ は、4GB ファイバチャネルで接続されていますので、F6412E に搭載されているコントローラホストポート 1 つ当りRead 転送性能は最大で約392MB/ 秒ですが、 4 つのホストポートから同時にデータ転送を行うこと で、合計1,568 MB/ 秒の転送性能を実現することが できます。
一方、Write 性能においては4 台のサーバから同時にシーケンシャルWrite アクセスを実行した場合、 4つのRAID-5 Array で個別にライトペナルティが発生しますので、ホストポート当たり最大で45MB/ 秒 のデータ転送に留まります。ただし、ホストポートがコントローラ当たり同時に1 つのみ稼働する場合、Write 性能はRead 性能と同様の392MB/ 秒を発揮し ます。
高密度ドライブ実装技術と信頼性
F6412E は、1 台または冗長化された2 台のコントローラで最大96 台のSATA ドライブをサポートすることが可能です。96 台のドライブを1 つのストレージシステムに構成する場合、1 台のF6412E と7 台の拡張筐体を3Gb-4Lane のSAS ケーブルで接続します。
SAS、SATA のドライブタイプはArray 単位で使い分けることが可能ですので、一つの筐体、一つのRAIDシステムに高速なアクセス性能を必要とするArray にはSAS ドライブで構成、比較的高頻度なアクセスを必 要とせず、且つ大容量が必要な参照専用のデータや、 バックアップデータ用のストレージにはSATA ドライブでArray を構成していただくことができます。
F6412E は以下のようなアプリケーションに最適です
- 高精細映像編集用SAN 共有ストレージ装置
- SAN ブート用共有ストレージ
- クラスタ用共有ストレージ
- 大規模データベース用ストレージ
- VOD ストリーミングコンテンツ用ストレージ
- ブレードサーバ用外部ストレージ(Fairness-II サポート)
F6412E は独自のMAID機能、RAID APMを実装しています。
Advanced Power Management(APM)機能により、アクセスされていないドライブの回転を停止することで、消費電力削減が可能です。→ RAID APM詳細・2TB ハードディスクがもたらすインパクト
・XRS RAID ファミリーRAID ディスクの省電力化