XRS RAID ストレージシステム
XRS SP2224は SBB2.0仕様に準拠し、データセンター19”ラックに搭載可能な高負荷、高速レスポンス性能を持つ 2U、2.5”ドライブ24ベイを持つストレージ筐体です。
XRS SP2224は、同数の3.5インチSASドライブで構成されたアレイストレージと比較し、2.5インチドライブを搭載したSP2224では約3倍程度の IOPS性能*を発揮します。ランダムで小容量データのリードライトをおこなうシステムのストレージとして高いサービス性能を保証するストレージソリューションの構築を可能にします。
*2.5" 15,000rpm SASドライブで同一ドライブ数でアレイを構成した場合
主な特徴:
高いIO性能(ローレイテンシー) SSDでトランザクションのボトルネックを解消
エネルギー消費を半分に削減 柔軟な拡張性 データの可用性 選べるドライブラインアップ
SP2224 はデュアルI/O モジュー構成で6Gbx4 SAS のパスを実装しています。2.5” 15,000rpm のSAS ドライブを実装すると、2K、4k、8k といった比較的IO サイズの小さいリードライトで150,000IOps 以上の性能を発揮します。通常の3.5” SASドライブと比較して2.5” SASドライブではシーク性能が2 倍以上高速なため、この結果を得ることができます。仮想サーバーの共有ストレージや、高アクセスのWeb サーバー、高頻度のデータ更新を行なうデータベースサーバーなどのIO 負荷の大きいシステムにおいて最適なストレージソリューションといえます。
SP2224 用として、SLC NAND 型のSSD を搭載することが可能です。
1 台当りの最大書込みスピード: 516MB、読み込みスピード: 458MB の性能を発揮します。
このSLC SSD を8 台使用し、ストライプアレイを作成した場合、64KB ブロックサイズで 2000MB/ 秒を上回る性能を発揮します。しかも、100GB 当たり9PB の書込みが可能な長寿命型SSD です。
仮想サーバー、ミッションクリティカルなデータベースアプリケーションなど、高速マルチストリームIO を必要とするシステムに最適なストレージを実現します。
更に、2.5” ドライブの利用は、3.5” ドライブを搭載したストレージシステムと比較し、消費電力は約半分に留まります。この削減はストレージだけではなく、データセンターの冷却システムにおいても効果を発揮し、CO2 削減に貢献することができます。
筐体は4台までの拡張が可能で最大96台のドライブを搭載できます。大容量コンテンツを扱うアプリケーションにも最適なソリューションです。また、姉妹品SP2212、 SP2224との組合せも可能で、多様なニーズに答えることが可能なストレージソリューションを構築することが可能です。
SP2224 は冗長化電源、デュアルI/O モジュール、および、デュアルドライブパスを構成することができます。これらの機能を利用しデータ保護とデータの高可用性を実現しています。
SP2224 はエンタープライズ仕様、SAS インターフェース、2.5” ドライブをサポートします。高性能1OPS/ データ転送を実現するSLC NAND SSD、高性能、大容量ストレージの構築を可能にする15,000/10,000rpm、最大容量900GB のSAS HDD、また経済性に優れた、7,200rpm、最大容量1TB のnLine SAS HDD まで、用途に合わせてドライブを選択していただくことが可能です。
オープンラボにてSP2224をご覧いただけます。 お手持ちの機材を持ち込んで動作検証を行うことも可能です。
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