選べるネットワークストレージ
CLASTOR2100のフロントドライブベイはSAS ドライブを4台搭載し、内蔵RAIDコントローラにより冗長化ダイレクトストレージを構成可能です。OS用起動ボリュームは後部の拡張スロットに2.5” SATAドライブをミラー構成で搭載します。
前面ドライブスロット 6Gb x4 SAS インタフェース 4ドライブスロット ドライブ仕様 SAS - 300GB、450GB、600GB 15,000rpm nLine SAS - 2TB / 3TB 7.200rpm RAIDタイプ RAID-1、または、RAID-5 起動ディスク PCIスロット搭載 2.5”7,200rpm SATA HD x2
外付けドライブ筐体SP2212 6Gb SAS JBODオプション
CLASTOR2100は6Gb SAS 高信頼RAIDコントローラを実装しています。このコントローラに外部SASケーブルを経由してSP2212 SAS拡張筐体を接続します。SP2212は最大で8筐体までカスケード接続が可能ですので、最大96ドライブまで増設することが可能です。
筐体ユニット数 2U ドライブベイ数 12ドライブベイ 搭載ドライブ仕様 SAS 300GB、450GB、600GB 15,000rpm nLine SAS - 2TB / 3TB 7.200rpm ホストポート 6Gb SAS x 4 レーン 1 ポート 拡張筐体用ポート 6Gb SAS x 4 レーン 1ポート RAID タイプ RAID-0、1、5、6、10、50、60 最大拡張筐体数 8筐体 (96ドライブ) サポート可能最大ドライブ数 96ドライブ Hot Spare設定 可 冷却モジュール 冗長構成 電源仕様 100〜240VAC、50 - 60Hz、 容量:450W x 2
SAN構成用F6512E 8Gb FC RAID ストレージオプション
ClaSrtor2100の拡張スロットに1ポート、または、2ポートの8GbFC HBAを増設し、F6512E 8Gb RAIDストレージを接続します。2ポートHBAはストレージへのパスの冗長化のために使用します。F6512Eには拡張筐体を最大7筐体接続が可能ですので、96ドライブ使用してネットワークストレージ用SANボリュームを構築することができます。
筐体ユニット数 2U ドライブベイ数 12ドライブベイ RAIDコントローラ構成 シングル、または、デュアルコントローラ搭載 サポートRAIDタイプ RAID-0、-1、-5、-6、-50 搭載ドライブ仕様 SAS 300GB、450GB、600GB 15,000rpm nLine SAS - 2TB / 3TB 7.200rpm ホストポート 8Gb FC 2ホストポート/コントローラ 最大拡張筐体数 8筐体 サポート可能最大ドライブ数 96ドライブ Hot Spare設定 可 冷却モジュール 冗長構成 電源仕様 100〜240VAC、50 - 60Hz、 容量:450W x 2
CLASTOR2100はネットワーク上のCLASTOR2100に対してストレージ資源を提供することができます。それぞれのCLASTOR2100には10Gb Ethernetが2ポート標準装備され、ネットワークストレージの大容量データ転送時のオーバーヘッドを軽減し、高いIO性能を可能にしています。
この10Gb Ethernetを介してCLASTOR2100アプライアンスは相互に接続され、大容量データの高速転送によりネットワークストレージならではのストレージの仮想化と拡張性を実現します。また、大容量データを取り扱うワークグループ等の場合は、CLASTOR2100-MS間でデータ転送をダイナミックに分散し、データ転送の集中が起きないようにします。クライアントからは常に負荷の低いCLASTOR2100-MSを介してSANボリュームへのアクセス経路が選択されます。
右下の表はそれぞれのCLASTOR2100アプライアンスがストレージ資源提供し、提供先のCLASTOR2100にマウントすることができるマトリックス表です。
CLASTOR2100-LXはiSCSIターゲッットデバイスとして、総てのCLASTOR2100に対してブロックストレージとしてマウントすることが可能です。
CLASTOR2100-MSは、CLASTOR2100-WSに共有ボリュームとしてSANボリュームを提供することができます。 CLASTOR2100-WSは同一共有ボリューム上でブロックベースのデータアクセスと、ファイルレベルでのデータアクセスを混在させることができます。
CLASTOR2100-WSは、CLASTOR2100-DPバックアップアプライアンスのスナップショットデータの保存先として、また、そのレプリケーション先として使用することができます。Windows Storage ServerのDFS名前空間を使用して、他のCLASTOR2100-WSが提供する共有フォルダを名前空間にリンクし、大容量の仮想ストレージ空間を構築することが可能です。
CLASTOR2100アプライアンスには全モデルに2つの10Gb Ethernetポートが装備されています。10GbEのネットワークドライバにはXeon 5500/5600に最適なIntel 82599が搭載されています。イーサネットを介したネットワークストレージの大容量受信フレームをセグメント分割する処理や、データの信頼性をチェクする処理をCPUからオフロードします。CLASTOR2100はネットワークストレージとしてCPUの パワーをデータ送受信でいたずらに消耗することなく、高いIO性能を発揮することができます。
CLASTOR2100の10Gb Ethernet ポートはSFP+という、光モジュールが直接ポートに挿入される仕様です。送受信対象のサーバや、ネットワークスイッチも光モジュールであることで高速データ転送とデータロスの無いネットワークストレージを構築することができます。ファイバケーブルは下表の通り、シングルモードで最長40Km、マルチモードで最長82mまでの距離を10.312Gb/秒の速さでデータを転送することができます。また、10GBASE Ethernetは全二重ですのでネットワークストレージの高い可用性を実現することができます。
10Gb Ethernet SFP+/ファイバケーブルの仕様 10Gb タイプ ファイバケーブルモード 波長 最長転送距離 10GBASE-SR マルチモードファイバ 850nm 26〜82m 10GBASE-LR シングルモードファイバ 1300nm 10Km 10GBASE-ER シングルモードファイバ 1550nm 40Km
関連リンク
・【技術資料】映像制作ワークフローにおけるデジタルデータパイプラインとCLASTOR2100-MSネットワークストレージ
・【技術資料】HAファイルサーバーシステムとディザスターリカバリーの実用例
・【技術資料】Windows Storage Server 2008 R2で強化されたストレージアプライアンス CLASTOR2100
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