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CLASTOR2100-MS概要
CLASTOR2100-MSは、ネットワーククライアントにストレージへのブロックレベルファイル共有を提供するアプライアンスです。CLASTOR2100-MSはこれらのサービスを可能にする
ミドルウエア、metaSANをプレインストールしています。また、ネットワーククライアントにはmetaLANを実装することで、 ワークステーションからネットワークを介して、metaSANが提供するストレージへの高速ブロックレベルでのアクセスとネットワーククライアント間でのファイル共有が実現します。Windows、MacやLinuxのネットワーククライアントからCLASTOR2100-MSに接続された高速ストレージを共有し、ローカルディスクのようにブロックレベルでアクセスすることができます。
また、CLASTOR2100-MSを複数台使用することで、高性能、高可用性のSAN-LANゲートウエイシステムを構築することができます。CLASTOR2100-MSはコストパフォーマンスの高いネットワークを介して、効率の良いワークグループのファイル共有環境を実現します。
CLASTOR2100-MSファイル共有アプライアンスの特長
- ネットワーク接続でのSANシステム環境の構築、ファイルレベルとは異なるダイレクトなブロックレベルのアクセスを提供
- Windows、Mac、Red Hat Linux搭載のネットワーク内のワークステーションやサーバーによるストレージ内ファイル共有
- Windowsのネイティブなファイルシステム NTFSをそのままサポート
- OSネイティブなアクセス権管理をそのまま利用可能
- ノード毎にバンド帯域設定が可能
- iSCSIストレージも共有ストレージとしてサポート
- CLASTOR2100-MSは最大6LANクライアントまでライセンスフリー
- 複数のCLASTOR2100-MSを構成することによりストレージへのマルチパス化が可能。負荷のロードバランスとパスフェールオーバ、フェールバックが可能。
主要機能:
高速ブロックアクセス・ファイル共有 クロスプラットフォーム環境を実現 ノード毎のバンド帯域設定
負荷分散(自動ロードバランス) フェイルオーバークラスタ 高速SANファイル共有の実現
CLASTOR2100-MSは接続されたDASやSAN等の高速ストレージをネットワーククライアントに対しローカルディスクとしてマウントし、アクセスすることを可能にします。
CLASTOR2100-MSは各クライアントPCからのアクセスをコントロールし、同時に同一ファイルに対する書込みアクセスが発生しないよう管理します。
また、ストレージ内のボリューム情報を各クライアントに通知し、共有することで高速なブロックレベルのアクセスが可能で、 ミッションクリティカルなアプリケーションから直接データを編集することができる、経済的で、生産性の高い効率的なシステムです。
WindowsやMac OSX、Linuxを搭載したネットワーククライアントはCLASTOR2100-MSをゲートウェイにして共有ボリュームにアクセスできます。WindowsのファイルシステムであるNTFSで初期化された共有ボリュームをMac OSX、LinuxのPCでもデスクトップにマウントし、ブロックレベルで高速にアクセスすることができます。
CLASTOR2100-MSはストレージへのアクセスに使用するバンド帯域をクライアント毎に割り当てることが可能です。大きなデータ転送を必要とするミッションクリティカルな処理をするクライアントには、大きな帯域を割り当てます。比較的データ転送にこだわらないクライアントには割り当てる帯域を小さくするなど、システム全体のバンド帯域のリソースをきめ細かくコントロールすることができます。
利用可能な バンド帯域はネットワーク(1Gb、10Gb イーサネット等)、 使用ストレージのIO性能、クライアントのアプリケーション動作等で決定されます。
複数台のCLASTOR2100-MSとSAN共有ボリュームを接続することで、クライアントからのアクセス性能を向上させることができます。SANストレージが8Gb FC等広いバンド帯域を持つ場合は、LANクライアントからのアクセスをより多く受けることができます。
大容量データを取り扱うワークグループ等の場合は、CLASTOR2100-MS間でデータ転送をダイナミックに分散し、データ転送の集中が起きないようにします。
クライアントからは常に負荷の低いCLASTOR2100-MSを介してSANボリュームへのアクセス経路が選択されます。
1台のCLASTOR2100-MSに障害が発生した場合でも、SANストレージに対するアクセスは継続されます。その時点まで行われていたクライアントへのデータ転送は、瞬時に他のCLASTOR2100-MSに引き継がれ、データ転送が継続されます。
このように、CLASTOR2100-MSはパートナーのアプライアンスに障害が発生した場合、パートナーのオペレーションを総て引き継ぎ、クライアントに共有ストレージへのアクセスを可能にします。
CLASTOR2100-MSに実装されているmetaSAN はSAN共有ボリュームを管理します。LANクライアントはCLASTOR2100-MSをSANネットワークへのゲートウェイとして、SAN共有ボリュームをローカルディスクのようにマウントし、ファイルに対しブロックレベルでアクセスすることが可能です。また、metaSAN/metaLANは独自のトポロジーにより、複数ストリームを効率的に高速転送し、ワークフローの高い生産性を実現します。
CLASTOR2100-MSはSANファイル共有マネージメントミドルウェアmetaSANを実装し、6台分のmetaLANクライアントライセンスがバンドルされています。
metaSAN/metaLANの詳細ページ →http://www.metasan.jp/
「metaSAN」関連リンク
・【製品紹介】高速SANファイル共有ソフトウエア mtaSAN
・【製品紹介】SANのメリットをLANのクライアントで生かす「metaLAN」
「CLASTOR2100」関連リンク
・【技術資料】映像ワークフローのSAN ファイル共有システムパッケージ
・【技術資料】映像制作ワークフローにおけるデジタルデータパイプラインとCLASTOR2100-MSネットワークストレージ
・【技術資料】HAファイルサーバーシステムとディザスターリカバリーの実用例
・【技術資料】Windows Storage Server 2008 R2で強化されたストレージアプライアンス CLASTOR2100
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