Autodeskプロフェッショナルサービス部門では、世界中のハイエンド映像制作ポストプロダクションに向けSANを企画販売しています。5カ所の地域(ロンドン、トロント、バンクーバー、モントリオール、カリフォルニア)に渡るTechnicolor社のインストレーションだけでなく、Dreamworks、Optimus、Postworks、中国のSMP(China Television)などが顧客となっています。
【Autodeskプロフェッショナルサービス部門に選ばれたSAN】
このSANシステムで特徴的な製品は、SATAドライブを搭載しているXRS F5404Eの単独使用、そしてSASベースのストレージシステム F5412E/F6412Eと F5404Eを組合わせての使用です。
F5404Eが2Kフィルム(1ストリーム当り320MB/s )制作、Digital Intermediary (DI) 制作環境に採用されているのは、SAN上にAutodeskをセットアップする際、読込みで1600MB/s、書き込みで 1200MB/sの常に一定なラインスピードをシステムで維持する事ができるためです。 (必要に応じて4Kフィルムをリアルタイムで扱う事も可能)
典型的なインストールでは、 F5404E x 2台 96ドライブを使用し、4台のドライブでRAID 5 を作成します。24個の論理ドライブをストライプする構成で、冗長構成スイッチと SANソフトウェアを使用したボリュームとして接続されています。また、構成図には示されていませんが、SANのメタデータを管理する 12台 x 146 GB SASドライブ搭載の F5412Eが 別途設けられています。メタデータ管理はF5412E上で行うため、F5404Eは主にフィルムや大きなブロックデータを扱う事に集中できます。
【構成図】
【選択ポイント】
Autodesk がこのプロダクトラインに強い自信をもって販売できるのは、 コンポーネントの障害発生率が0.05%未満という信頼性と、障害発生時コンポーネントの交換の容易さにあります。
顧客の1つである、Postworks社は、約800TB分の F5404Eストレージを365日無停止のオンライン運用を行い、メジャーな映画製作を行っています。
"F5404Eは私が知る限り4Gb ファイバチャネルネットワークを 408MB/s の速さを保って使う事のできる唯一のストレージです"-プロフェッショナルサービス部門ディレクター Billy Russell氏