ノンストップサービスのために CLASTOR2100-HAWS
構成のサーバーと、最大ストレージ容量240TB、デュアルコントローラー搭載8Gb-FC RAID 装置からなる、冗長化クラスター型ファイルサーバーパッケージです。
CLASOTR2100-HAWS は、DFS ( Distributed File System: 分散ファイルシステム)を使用し、ドメイン内に存在する
サーバーのフォルダーを、ポリシーに基づき編成された仮想的な共有フォルダーに統合することが可能です。ユーザーは、サーバーの物理的な配置を意識することなく、CLASOTR2100-HAWS 内の共有フォルダーに仮想的に統合されたデータに簡単にアクセスすることができます。
CLASOTR2100-HAWS が採用するフェールオーバークラスターやDFS はWindows Storage Server 2008 R2 の標準機能です。中小規模システムにおけるファイルサーバーの24/7 の稼動、ドメイン内データーへの一元的なアクセスや、スケールアウト可能なストレージの仮想化を経済的に構築することができます。
CLASOTR2100-HAWS クラスターファイルサーバーの特長
- Windows Storage Server 2008 R2 ベースのフェールオーバークラスターシステム
- クラスターノード毎に10Gb Ethernet 2ポートを搭載、クライアントからの高速アクセス要求に対応
- 高信頼・高速8Gb FC RAID 共有SAN ストレージでクォーラム、データボリュームをサポート
- 既存データをそのままに、RAID-6 の冗長アレイ構成で最大240TB までの拡張性
- Ethernet、FC のパスの仮想化によるボトルネックフリーな、負荷分散と冗長化パス構成
- DFS 名前空間サービスにより、散在するファイルサーバーデータの仮想一元統合が可能
- CLASTOR2100-BCP バックアップシステムと組合わせ、データの高可用性と、迅速なシステムの復旧に対応
フェールオーバークラスター データパス仮想化 クラスターストレージ 分散ファイルシステム
CLASTOR2100サーバーを二重化し、1 台がアクティブ、
他の1 台がパッシブスタンバイサーバーになります。
アクティブ側のシステムに障害が発生した場合でも、スタンバイ側に既存の処理がフェールオーバーし、ファイルサーバーのサービスを透過的に継続することが可能です。
右図はCLASTOR2100-HAWSの構成とフェールオー
バーの状況を示します。
CLASTOR2100-HAWSには10Gb Ethernet が2 ポート、1Gb Ethernet が2 ポート標準で装備されています。L2 以上のEthernet スイッチを採用することで、リンクアグリゲーションによるネットワークの冗長化と、ロードバランシングを構成します。また、クラスター共有ストレージ XRS F6512E
RAID 装置にはデュアルコントローラーが標準で搭載され、ホストポートの仮想化によるロードバランスとパス・フェール オーバーを実行します。
ネットワークとストレージのパスの仮想化により、大容量ストレージへのアクセスの負荷分散と、冗長化が実現します。
* ポートリンクアグリゲーションは使用するスイッチがスイッチ間スパンニング、または、カスケーディングをサポートしている必要があります。
- WHCL 認定の8Gb FC RAID 装置
クォーラムディスクと共有データボリュームはクラスターシステムの耐障害性を左右する重要な役割を持ちます。
CLASTOR2100-HAWSに使用されるF6512E 8GbFC RAID 装置はMicrosoft 社の認定ハードウェアとして、クラスターシステムとの親和性と信頼性を実現します。- 最大8 筐体、96 ドライブまでの拡張性
F6512E はストレージ筐体を最大8 筐体、240TB* まで構成可能です。既存のデータに影響無く、筐体、ドライブを追 加し、ストレージ領域を拡張することが可能です。
*最大容量240TBは各筐体に3TB HDを12台搭載、RAD-6でアレイ構成の場合
- XRS F6512E 仕様
- 8Gb-FC RAID ストレージ
- デュアルコントローラー搭載
- 2U, 12 ドライブ筐体
- RAID Type: -0, 1, 10, 5, 50, 6
- SAS ドライブ搭載
- 最大ドライブ数 96 台/8筐体
- 最大容量:288TB(3TB x 96)
- Array/LUN 拡張機能
- ホストマルチパス冗長構成
CLASTOR2100-HAWS フェールオーバークラスター
はその高可用性に基づきDFS 名前空間サービスを提供します。企業内に散在するファイルサーバーのデータを仮想的にDFS 名前空間にリンクすることで、データの管理を一元的にCLASTOR2100-HAWS ストレージ内で行なうことができます。
右図は、A 支店の営業部フォルダーを本社に設置された
CLASTOR2100-HAWS にDFS リンクと呼ばれる方法で
仮想的にアクセス可能にします。データはA 支店のサーバーに保存されていますので、実際の読み出しはA 支店サーバーから実行されます。
また、同一LAN セグメントに設置されたサーバーをDFS 名前空間に参加させる場合、スケールアウト型統合ファイルサーバーシステムを構築することが可能です。
製品詳細
・ファイルサーバーアプライアンス CLASTOR2100-WS
技術資料
・ CLASTOR2100が実現するクラウド時代のストレージソリューション
〜HAファイルサーバーシステムとディザスターリカバリーの実用例〜・Windows Storage Server 2008 R2で強化されたストレージアプライアンス CLASTOR2100
MICオープンラボにてCLASTOR2100-HAWSをご覧いただけます。 お手持ちの機材を持ち込んで動作検証を行うことも可能です。
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