XRS RAIDストレージ事例ロゴ

Triangle Post 社(カナダ)

Avid Media Composerを連携した4K/UHD TV番組制作に、
Tiger Serve1とprojectStore PROで構築した共有システムを活用



オープニング: Tiger Technologyロゴ
私達は、多くのリアリティTV番組の編集を手がけています。
Mattew Bush: (プレジデント)当社では、ワークフローの最終行程にパッケージング、いわゆるフィニッシングを行い、主にクリエイティブなカラーグレーディングを施します。
Laurie Martel: (オペレーションディレクター)Tiger Serve1で得られた最大の効果は、複数の編集室で同時に作業が行える柔軟性が実現したこと、そしてストレージの複数のドライブをプールすることが可能になったことです。
Bush: 3日間で2500カットの番組を完成させますが、作業に入るための準備はとてもシンプルです。素材メディアを取得したら、projectStore PROのプロジェクトフォルダを作成して、そこにメディアを入れます。プロジェクトフォルダにアクセスできるエディター、カラリスト、QC担当者を指定したら準備完了です。
  現在、非常に大きいデータ容量を運用しており、約145個の異なるプロジェクトのUltra HDデータを保存しています。
Martel: 弊社では長年にわたり、海外のリアリティ番組のカナダ版制作に携わってきました。
Bush: 中でも「The Amazing Race Canada」は、継続して取り組んでいる番組です。
Dipesh Mistry: (エディター)Triangle Postにはスタジオが10部屋あり、6人のフルタイムエディターとアシスタントエディター1人が勤務しています。以前はローカルストレージ付きのワークステーションを3台使用していましたが、メディアやプロジェクトを共有する方法がありませんでした。例えば、あるスタジオで作業している間に、別のスタジオでも同じメディアが必要になると、手動でデータを移動するしかなかったのです。
Martel: 当時は、エディターやカラリストがプロジェクトで作業をしていると、他のスタッフは同じプロジェクトを使った仕事ができない状態でした。クライアントから差し替え用の新しいフッテージが送られてきても、作業を中止させなければローカルストレージにデータを転送することもできません。そうしたデータ転送も、今ではすべてバックグラウンドで実行することができます。
Mistry: projectStore PROとAvidの連携はシームレスで、必要なすべてのデータにアクセスできるので、スタッフにはとても好評です。
Bush: projectStore PROは、手作業だったこれまでのメディア管理に代わり、管理プロセスを自動化してくれます。非常にシンプルで予測可能な、フェールセーフです。
Mistry: projectStore PROの素晴らしいところは、最初の設定から使用開始まで、あっという間だったということです。
Bush: 60件分のプロジェクトのデータを入れてソートした際も、容易かつ迅速に実行することができました。
Martel: projectStore PROがなかったら、今でもマニュアル作業のメディア管理を行っていたでしょう。それはつまり、常に100%正しく作業が行われていることを特定のスタッフが確認する、ということです。また、フリーランスのスタッフを雇っていて、「The Amazin Race Canada」のようにクライアントと多くのNDA(秘密保持契約)を締結している場合、担当者以外がフッテージを覗き見するようなことがあっては困ります。その点、projectStore PROなら必要な設定を行うことで、あらかじめメディアをプロジェクト単位で整理しておけるので、トラブルを未然に防ぐことができます。もう、「あのファイルはどこに行った?」とか「なぜファイルがオフラインなんだ?」といった問題が起きることもありません。
Bush: Tigerのサービス対応は、非常に優れていると感じています。
Martel: 土曜日の朝だろうと金曜日の夜中だろうと、「何かおかしい、すぐに直して欲しい」と連絡でき、すぐ対応してもらえるというのはとても重要です。実は、Tigerに電話をしなければならなかったことはまだ一度もないんです。実際、それがTiger製品の一番良い所です。
Bush: Tiger Serve1とprojectStore PROのシステムを導入し、UHDワークフローのバックボーンに据えたことで、ストレージと性能の心配をほとんどすることなく、1年間に200時間を超えるメディアを使用した作業を行うことができました。弊社ではメディアを660Mbpsのハイビットレート、10-bitレベルのコンテンツまで引き上げ、毎秒30フレームで再生しています。Tigerのシステムのパフォーマンスは、まさに「透過的」と表現するのが一番です。
エンディング: Tiger Technologyロゴ


【 概 要 】

カナダのトロントを拠点とするTriangle Post社 (http://www.trianglepost.com) は、世界的人気のリアリティTV番組を数多く手がけるポストプロダクションです。以前、同社が編集機のローカルストレージで作業をしていた頃は、データ共有の手段が無く、メディアの受け渡しにも毎回オペレーションを止めて手動コピーを行わなければなりませんでした。そうした状況で導入されたTiger Serve1は、SAN (Storage Area Network) の高性能ファイル共有を提供し、スタジオ間での同時作業やUHDワークフローを可能にしました。さらにプロジェクト管理ソフト projectStore PROとの併用により、同社のAvidワークフローとシームレスに連携、マニュアル作業だったメディア管理の自動化と、データのセキュリティ保護も実現しました。

【 導入製品 】

Tiger Serve1(SANファイル共有コントローラ)
projectStore PRO(プロジェクト管理ソフトウェア)

【 導入前の検討事項 】

・ 編集機およびスタジオ間のデータ共有
・ Avidワークフローとの連携
・ データセキュリティ管理

【 導入の効果 】

Tiger Serve1の提供するSANファイル共有で、編集室間での同時作業が可能に。
Tiger Serve1がコントロールする共有ストレージは、複数ドライブのプールが可能。
projectStore PROのAvid FSエミュレーション機能で、Avidワークフローとシームレスに連携。
projectStore PROで、マニュアル作業だったメディア管理を自動化。
projectStore PROの簡単なプロジェクト作成・設定で、すぐに運用を開始。
projectStore PROのユーザーとアクセス権の管理で、共有メディアのセキュリティを維持。
Tiger Serve1のSANならではの高性能ファイル共有で、UHDワークフローをサポート。

【関連リンク】

導入事例:AIM Studios社(Tiger Serve1 コンパクトSAN共有ストレージコントローラ)
導入事例:MCA-TV(Tiger Box1 コンパクト一体型SAN共有ストレージアプライアンス)
導入事例:The Hall社(Tiger Box 一体型SAN共有ストレージアプライアンス)
導入事例:Brings TV社(Tiger Box 一体型SAN共有ストレージアプライアンス)
Tiger Series総合カタログ