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CIFSか metaSANか Windows共有の得失とmetaLANの得失

【 概要 】
これまでネットワーク越しにディスク資源を共有する手段はOS 毎にいろいろな方法が開発されてきました。NFS、SMB のように本来は特定のOS 固有の共有であったものが、他のOS でも利用することが出来るように拡張され、相互接続の手段として広く利用されているものもあります。

Tiger Technology 社が提供する metaLAN は広義でとらえた場合、これらのネットワーク越し共有の手段の一つとも言えます。同時にmetaLAN は同社のSAN ミドルウェアであるmetaSAN との連携を前提に考えられている為、ネットワークの経路を利用したSAN 環境を提供するものでもあり、帯域の管理機能が含まれているなど一般的な共有環境とは異なる方向性を持ってます。

ネットワーク経路を利用し、SANの共有ボリュームをローカルディスクとしてマウントし、ファイルアクセスする、metaLANによるネットワーク経由SAN共有環境をご紹介します。

【 構成 】 metaLANによるネットワーク経由SAN共有環境

下記構成は、ClaStorにmetaSANをインストレールし、 metaSAN詳細ページへリンク metaLAN詳細ページへリンク metaSAN詳細ページへリンク 共有資源提供サーバ(SAN/LANゲートウェイサーバ)を構築しています。LANのクライアントには、metaLANをインストールし、LANのクライアントPCにSAN内の共有ストレージをあたかもローカルディスクの様にマウントし、SANに直接接続されたワークステーションのようにファイルにアクセスする事を可能とした構成例です。

metaLAN クライアントは、CIFSや、NTFS等のプロトコルを使用したNASと異なり、ネットワーク上での競合を最小限に押さえ、複数のクライアントから同時に高速な共有ファイルアクセスを行うシステムに最適です。

Doremi DMS-2000とmetaSAN 構成例

 

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【 metaLANの特長 】

1) CIFSでおきる不安定なデータ転送の遅延を回避

Ethernet は規格が100Mbps, 1000Mbps となっていても実際に有効に使える帯域はおおむね半分程度で考えるのが妥当です。一般的な社内LAN などではクライアントの負荷が時間的に分散するため、長い時間軸で考えると、1経路の実用帯域・クライアント数が供給されているようにも見えます。しかし実際には複数のクライアントが同時に負荷をかける(数人が同時にインターネット経由で大きなファイルのダウンロードをする様なケース)場合、非常に遅くなる事を経験されている方は少なくないはずです。

対してmetaLANは、効率の良い転送を行うため、クライアント数の増加にも関わらず、ほぼ等しい性能を維持することが可能です。

2)ノード毎のバンド帯域設定

metaSAN/metaLANはバンド帯域を各ノード毎に割り当てることができます。

優先的に転送レートを確保する必要があるノードには大きく、必要としないノードには少なくバンド帯域を割り当てることができます。

3) ゲートウェイサーバのフェイルオーバー機能

SANに対する共有資源提供サーバ(SAN/LANゲートウェイサーバ)をクラスタ化させます。

構成1が構築されていれば、万が一、SAN/LANゲートウェイサーバに障害が発生した場合、その時点までゲートウェイを介して行われていたmetaLANクライアントのデータ転送は、瞬時に他のmetaSANゲートウェイに引き継がれます。その為、metaLANクライアント側ではその障害を意識することなくアクセスを継続することが可能です。

4) ゲートウェイサーバのロードバランス機能

SANに対する共有資源提供サーバ(SAN/LANゲートウェイサーバ)をクラスタ化させます。

SANのボリュームに対するアクセスは、各ゲートウェイの負荷状況に応じて負荷分散させることが可能です。

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構成機器 構成1
ストレージ: ClaStor1235 (SATA 1TB×12台)×1セット
ソフトウエア: metaSAN 1台
metaLAN 3台

 

構成機器 構成2
ストレージ: ClaStor1235 (SATA 1TB×12台)×2セット
ソフトウエア: metaSAN 1台
metaLAN 3台

 

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【関連リンク】
高速SANファイル共有ソフトウエア metaLAN詳細ウエブページ
新「蔵」シリーズのご紹介(ホワイトペーパー)
蔵シリーズ ClaStor詳細ウエブページ

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